【図解】JR東日本の定期と切符はどっちが得? | 定期券のFAQ

【図解】JR東日本の定期と切符はどっちが得?

JR東日本で定期と切符の損得が分かれる境目は、六か月定期の場合、通勤定期は平均して週に2.7日以上、通学定期は平均して週に1.6日以上乗るかどうかです。

はじめに

JR東日本の運賃体系では定期と切符のどちらがお得か、公式運賃データから定期代の元を取る日数を分析します。

視覚的につかめるよう、グラフの縦軸に切符運賃、横軸に乗車日数を取って、赤色バーより右で定期が得、左で切符が得になるように並べました。見方がよく分からない場合は、別ページの読み方例をごらんください。(⇒損益分岐グラフの読み方は?

幹線

通勤定期

JR東日本の幹線における通勤定期は、距離による定期と切符の損得が分かれる使用日数の差がありません。

通勤一か月定期で定期が得になるのは、平均 約14.5日以上乗るとき、通勤三か月定期で定期が得になるのは、平均 約40.6日以上乗るとき、通勤六か月定期で定期が得になるのは、平均 約71.9日以上乗るときです。

週何回乗ればよいかは、以下の表をご覧ください。

通勤一か月
平均日数 14.5
最大日数 16
最小日数 13
週あたり使用日数 3.3
通勤三か月
平均日数 40.6
最大日数 44
最小日数 36
週あたり使用日数 3.1
通勤六か月
平均日数 71.9
最大日数 74
最小日数 68
週あたり使用日数 2.7

通学定期

JR東日本の幹線における通学定期は、距離により定期と切符の損得が分かれる使用日数に差があります。

通学一か月定期で定期が得になるのは、平均 約8.3日以上乗るとき、通学三か月定期で定期が得になるのは、平均 約23.0日以上乗るとき、通学六か月定期で定期が得になるのは、平均 約43.1日以上乗るときです。

ただし、片道運賃が200円から330円の区間は割引率が低く割高です。この運賃区間は、

  • 東海道線で平塚駅→藤沢駅・大船駅や、辻堂駅→大船駅
  • 高崎線で上尾駅→大宮駅・浦和駅や、川越線で川越駅→大宮駅
  • 宇都宮線で久喜駅→大宮駅
  • 京葉線で蘇我駅→海浜幕張駅

に相当します。お使いの区間がちょうど割高だと残念ですね。

週何回乗ればよいかは、以下の表をご覧ください。

通学一か月
平均日数 8.3
最大日数 13
最小日数 7
週あたり使用日数 1.9
通学三か月
平均日数 23.0
最大日数 37
最小日数 18
週あたり使用日数 1.7
通学六か月
平均日数 43.1
最大日数 69
最小日数 34
週あたり使用日数 1.6

電車特定区間

通勤定期

JR東日本の電車特定区間における通勤定期は、距離による定期と切符の損得が分かれる使用日数の差がありません。

通勤一か月定期で定期が得になるのは、平均 約14.6日以上乗るとき、通勤三か月定期で定期が得になるのは、平均 約40.9日以上乗るとき、通勤六か月定期で定期が得になるのは、平均 約72.4日以上乗るときです。

週何回乗ればよいかは、以下の表をご覧ください。

通勤一か月
平均日数 14.6
最大日数 16
最小日数 13
週あたり使用日数 3.3
通勤三か月
平均日数 40.9
最大日数 45
最小日数 36
週あたり使用日数 3.1
通勤六か月
平均日数 72.4
最大日数 76
最小日数 69
週あたり使用日数 2.7

通学定期

JR東日本の電車特定区間における通学定期は、距離により定期と切符の損得が分かれる使用日数に差があります。

通学一か月定期で定期が得になるのは、平均 約8.1日以上乗るとき、通学三か月定期で定期が得になるのは、平均 約22.2日以上乗るとき、通学六か月定期で定期が得になるのは、平均 約41.8日以上乗るときです。

ただし、片道運賃が180円から230円の区間は割引率が低く割高です。この運賃区間は、

  • 中央線で三鷹駅・吉祥寺駅→新宿駅や、国分寺駅→立川駅
  • 東海道線で横浜駅→川崎駅や、川崎駅→品川駅、横須賀線で武蔵小杉駅→品川駅
  • 常磐線で松戸駅→北千住駅
  • 総武線で津田沼駅→西船橋駅

に相当します。お使いの区間がちょうど割高だと残念ですね。

週何回乗ればよいかは、以下の表をご覧ください。

通学一か月
平均日数 8.1
最大日数 13
最小日数 7
週あたり使用日数 1.8
通学三か月
平均日数 22.2
最大日数 36
最小日数 18
週あたり使用日数 1.7
通学六か月
平均日数 41.8
最大日数 68
最小日数 33
週あたり使用日数 1.6

定期代と運賃で日数計算

乗車する区間の定期運賃と切符運賃がわかれば、以下の計算機で元を取る日数を計算できます。

複数の鉄道会社を乗り継ぐ定期の場合も、上のグラフでは損益分岐点がわかりませんので、実際の運賃で計算してみましょう。

定期運賃
切符運賃/IC運賃

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