JR西日本の大阪・京都・奈良・兵庫・滋賀・和歌山エリアでの値上げは25年4月1日からです。すでに一度、鉄道駅にバリアフリー施設を整備する費用として23年4月1日から値上げ済です。
JR西日本京阪神エリアの運賃改定日と値上げ額を一覧で説明します。また、値上げ前の切符、定期の購入が可能か解説します。
改定日、切符値上げ額
JR西日本は、25年4月1日購入分から大阪環状線、電車特定区間の運賃を統合し、新しい電車特定区間運賃を設定します。結果的に、切符運賃が値上げになります。
その一方で、嵯峨野線(京都と亀岡の間)、琵琶湖線(京都と野洲の間)、湖西線(京都と堅田の間)、奈良線(京都と城陽の間)、宝塚線(尼崎と新三田の間)、神戸線山陽線(西明石と網干の間)、学研都市線の一部(長尾と松井山手の間)、関西空港線まで電車特定区間を拡大します。運賃体系が幹線運賃から新しい電車特定区間運賃に切り替わることで、結果的に値下げします。
これは、今の運転実態に合わせて運賃体系を統合し、運賃水準を平準化するためです。
鉄道会社 | 運賃改定日 | 値上げ額 (切符) |
---|---|---|
JR西日本 大阪環状線・電車特定区間 | 25年4月1日 | 約1.3% (旧 電車特定区間と比べて) |
電車特定区間の拡大区間 ・嵯峨野線(京都と亀岡の間) ・琵琶湖線(京都と野洲の間) ・湖西線(京都と堅田の間) ・奈良線(京都と城陽の間) ・宝塚線(尼崎と新三田の間) ・神戸線山陽線(西明石と網干の間) ・学研都市線の一部(長尾と松井山手の間) ・関西空港線 | 25年4月1日 | 値下げ 約4.3% |
定期券値上げ額
25年4月1日購入分から、旧 電車特定区間の運賃に対して約1.3%値上げします。
鉄道会社 | 値上げ額 (一か月通勤定期) | 値上げ額 (三か月通勤定期) | 値上げ額 (六か月通勤定期) |
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JR西日本 大阪環状線・電車特定区間 | 約 1.3%(通勤通学平均) | ||
電車特定区間の拡大区間 | 値下げ 約 4.3%(通勤通学平均) |
値上げ前に駆け込みで購入できる?
値上がりする前に、運賃改定日以降に使用する切符、定期を従来の価格で購入できます。
2023年4月に鉄道駅のバリアフリー料金を加算する値上げが行われた際も、値上げ後に使う切符や定期券を値上げ前の期間に従来の運賃で買えました。
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