JR西日本の値上げは23年4月1日から、阪急・阪神・京阪・近鉄・神鉄・山電の値上げは23年4月1日から、大阪メトロの値上げは23年4月1日から、南海は23年10月1日からです。
JR西日本は23年の値上げに続いて、25年にも京阪神地区の運賃改定を行います。
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関西圏のJR、私鉄、地下鉄の運賃改定日と値上げ額を一覧で説明します。また、値上げ前の切符、定期の購入が可能か解説します。
改定日、切符値上げ額
多くの会社は、4月1日購入分から切符運賃を定額で10円値上げします。これは、鉄道駅にバリアフリー施設を整備する費用を、利用者に広く負担してもらうためです。
南海電車、近鉄電車は鉄道部門の経営状況が厳しいため、従来の運賃を全面的に見直します。
鉄道会社 | 運賃改定日 | 値上げ額 (切符) |
---|---|---|
JR西日本 | 23年4月1日 | 10円 |
阪急電車 | 23年4月1日 | 10円 |
阪神電車 | 23年4月1日 | 10円 |
京阪電車 | 23年4月1日 | 10円 |
南海電車 | 23年10月1日 | 約 9% |
近鉄電車 | 23年4月1日 | 約 17.2% |
神戸電鉄 | 23年4月1日 | 10円 |
山陽電車 | 23年4月1日 | 10円 |
大阪メトロ | 23年4月1日 | 10円 |
京都市営地下鉄 | 予定なし | - |
定期券値上げ額
多くの会社は、4月1日購入分から通勤定期のみ定額で値上げします。この理由は切符と同じく、鉄道駅にバリアフリー施設を整備する費用を、利用者に広く負担してもらうためです。
三か月定期、六か月定期の値上げ額は、従来の定期運賃の割引率に応じて、以下の表の数値から10円上がることがあります。
南海電車、近鉄電車は鉄道部門の採算改善のため、通勤、通学ともに定期代を全面的に見直します。
鉄道会社 | 値上げ額 (一か月通勤定期) | 値上げ額 (三か月通勤定期) | 値上げ額 (六か月通勤定期) |
---|---|---|---|
JR西日本 | 300円 | 900円 | 1,800円 |
阪急電車 | 380円 | 1,080円 | 2,050円 |
阪神電車 | 380円 | 1,080円 | 2,050円 |
京阪電車 | 370円 | 1,050円 | 1,990円 |
南海電車 | 約 11.4%(通勤通学平均) | ||
近鉄電車 | 約 16.7%(通勤通学平均) | ||
神戸電鉄 | 380円 | 1,080円 | 2,050円 |
山陽電車 | 360円 | 1,020円 | 1,940円 |
大阪メトロ | 380円 | 1,080円 | 2,050円 |
京都市営地下鉄 | - | - | - |
値上げ前に駆け込みで購入できる?
値上がりする前に、運賃改定日以降に使用する切符、定期を従来の価格で購入できます。
2019年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられた際にも、値上げ後に使う切符や定期券でも、値上げ前の期間に従来の運賃で買えました。
参考までに、鉄道各社の公式情報へのリンクを掲載します。(一部のみ)
2023年3月31日までに購入した場合はどうなるのか?(阪急電車公式)
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