【図表】定期券の購入・払い戻しのベストタイミングは月末or月初め? | 定期券のFAQ

【図表】定期券の購入・払い戻しのベストタイミングは月末or月初め?

よくある質問

定期券の購入、払い戻しにはタイミングによる損得があります。

定期券の有効期限は、定期券期間の何か月後かの同日を基準日(応当日と呼ばれる)として決まります。しかし、各月の日数が違うので、同じ○か月でも日数に差が出ます。

特に月末日は28日、29日、30日、31日とばらつきますので、応当日の決まり方も一定の法則で決めます。

以下の鉄道事業者を網羅してベストタイミングを説明します。

首都圏の主要鉄道(JR東日本東京メトロ都営地下鉄東武西武京王小田急東急京急相鉄京成
中京圏の主要鉄道(JR東海名古屋市営地下鉄名鉄
関西圏・福岡エリアの主要鉄道(JR西日本大阪メトロ京都市営地下鉄阪急阪神京阪南海近鉄西鉄

定期券の購入

定期券の有効期限開始日をM月D日とします。定期期間で設定される一か月後、三か月後、六か月後で、有効期限開始日に対応する応当日は以下の通りです。

  • 一か月定期応当日(おうとうび)M+1 月 D 日
  • 三か月後の応当日(おうとうび)M+3 月 D 日
  • 六か月後の応当日(おうとうび)M+6 月 D 日

そこで定期券の有効期限日は一日戻し、D-1 日になります。

応当日が存在しない場合、開始日をD+1と仮定した場合の応当日から、再度一日戻します(-1します)。

月末に購入した場合

有効期限開始日計算上の応当日
有効期限=応当日-1
開始日+1に対応する仮の開始日→応当日正しい有効期限日
応当日-1
12/311/31
期限=1/30
1/30
1/312/31 (存在しない)2/1→3/12/28
2/283/28
期限=3/27
3/27
3/314/31 (存在しない)4/1→5/14/30
4/305/30
期限=5/29
5/29
5/316/31 (存在しない)6/1→7/16/30
6/307/30
期限=7/29
7/29
7/318/31
期限=8/30
8/30
8/319/31 (存在しない)9/1→10/19/30
9/3010/30
期限=10/29
10/29
10/3111/31 (存在しない)11/1→12/111/30
11/3012/30
期限=12/29
12/29

1/31に購入した一か月定期は実質29日しか使えません。月末のタイミングで購入すると、日数損になります。

2/28に購入した一か月定期はさらに少なく、実質28日しか使えません。

他の月は実質30~31日の有効期間があるのに比べて、日数損になります。

月初めに購入した場合

有効期限開始日計算上の応当日正しい有効期限日
応当日-1
1/12/11/31
2/13/12/28
3/14/13/31
4/15/14/30
5/16/15/31
6/17/16/30
7/18/17/31
8/19/18/31
9/110/19/30
10/111/110/31
11/112/111/30
12/11/112/31

2/28から一日後ずれし、月初めの3/1に購入すると31日間使えます。たった一日のタイミングの違いで有効日数が増えます。

1/31から一日後ずれし2/1に購入しても、1/31に購入するのと同じく2/28が有効期限日になります。

基本的に、月初めに購入するほうが得になります。

定期券の払い戻し

一例として、4/7に有効期限が開始する六か月定期券(有効期限:10/6)を払い戻すとき、損得がわかれるタイミングをまとめました。

応当日を境に前日と当日で、使用済み月数として払い戻し額から差し引かれる月数が変わるため、払い戻し額も変化します。

これは、使用済み期間を一か月単位に切り上げるための現象です。

名鉄名古屋市営地下鉄京都市営地下鉄は日割りのため、一日の違いで大きな差は出ません。以下の表は参考とせず、必要な時期に払い戻しをして構いません。

有効期限開始日応当日払い戻し額が多いパターン払い戻し額が少ないパターン
4/7一か月後
5/7
5/6当日を含み、この前に解約5/7以降
二か月後
6/7
6/6当日を含み、この前に解約6/7以降
三か月後
7/7
7/6当日を含み、この前に解約7/7以降
四か月後
8/7
8/6当日を含み、この前に解約8/7以降
五か月後
9/7
9/6当日を含み、この前に解約9/7以降は解約不可

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