JR東海の値上げは24年4月1日から、名鉄の値上げは24年3月16日から、近鉄の値上げは23年4月1日からです。名古屋市営地下鉄の値上げは予定されていません。
中京圏のJR、私鉄、地下鉄の運賃改定日と値上げ額を一覧で説明します。また、値上げ前の切符、定期の購入が可能か解説します。
改定日、切符値上げ額
JR東海の名古屋地区は、24年4月1日購入分から切符運賃を定額で10円値上げします。これは、鉄道駅にバリアフリー施設を整備する費用を、利用者に広く負担してもらうためです。
近鉄、名鉄は鉄道部門の経営状況が厳しいため、従来の運賃を全面的に見直します。
鉄道会社 | 運賃改定日 | 値上げ額 (切符) |
---|---|---|
JR東海 名古屋地区 | 24年4月1日 | 10円 |
名鉄 | 24年3月16日 | 約 10.5% |
近鉄 | 23年4月1日 | 約 17.2% |
名古屋市営地下鉄 | 予定なし | - |
定期券値上げ額
JR東海の名古屋地区は、24年4月1日購入分から通勤定期のみ定額で値上げします。この理由は切符と同じく、鉄道駅にバリアフリー施設を整備する費用を、利用者に広く負担してもらうためです。
名鉄も、通勤定期のみ値上げします。通学定期の運賃は据え置きです。
近鉄は鉄道部門の採算改善のため、通勤、通学ともに定期代を全面的に見直します。
鉄道会社 | 値上げ額 (一か月通勤定期) | 値上げ額 (三か月通勤定期) | 値上げ額 (六か月通勤定期) |
---|---|---|---|
JR東海 名古屋地区 | 300円 | 900円 | 1,800円 |
名鉄 | 約 11.6%(通勤平均) | ||
近鉄 | 約 16.7%(通勤通学平均) | ||
名古屋市営地下鉄 | - | - | - |
値上げ前に駆け込みで購入できる?
値上がりする前に、運賃改定日以降に使用する切符、定期を従来の価格で購入できます。
2019年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられた際にも、値上げ後に使う切符や定期券でも、値上げ前の期間に従来の運賃で買えました。
参考までに、鉄道各社の公式情報へのリンクを掲載します。(一部のみ)
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