JR東日本の値上げは、2026年3月に予定されています。

1987年の国鉄の分割民営化でJR東日本が発足してから、今回が初めての全面的な運賃改定です。
※ただし、消費税率アップの反映や、鉄道駅バリアフリー料金制度の適用により、これまでも運賃は値上がりしています。
以下で値上げ額を説明します。また、値上げ前の切符、定期の購入が可能か解説します。
改定日、切符値上げ額
JR東日本は鉄道部門における経営環境の変化を受け、従来の運賃を全面的に見直します。26年3月からの運賃値上げを国に申請しました。
従来は運賃を割安にしていた、電車特定区間・山手線内エリアの個別運賃を廃止し、幹線と同じ運賃に統合するので、結果的に運賃は値上げになります。
また、幹線・地方交通線の運賃体系も同時に改定し、値上げします。
例として、初乗り料金は150円から160円になります。そして山手線内の値上げ幅は大きくなります。
例1:東京駅-品川駅 180円 → 210円
例2:東京駅-新宿駅 210円 → 260円
例3:渋谷駅-新宿駅 170円 → 200円
鉄道会社 | 運賃改定日 | 値上げ額 (切符) |
---|---|---|
JR東日本 | 26年3月 | 約 7.8% |
定期券値上げ額
JR東日本は鉄道部門における経営環境の変化を受け、切符と同じく定期券も従来の運賃を全面的に見直します。26年3月からの運賃値上げを国に申請しました。
切符運賃において、割安にしていた電車特定区間・山手線内エリア運賃を幹線運賃に統合するので、それに連動して定期券運賃も値上げします。
ただし、通学定期券の運賃は、幹線と地方交通線で据え置かれます。
鉄道会社 | 値上げ額 (一か月通勤定期) | 値上げ額 (三か月通勤定期) | 値上げ額 (六か月通勤定期) |
---|---|---|---|
JR東日本 | 約 12.0%(通勤平均) 約 4.9%(通学平均) |
値上げ前に駆け込みで購入できる?
値上がりする前に、運賃改定日以降に使用する切符、定期を従来の価格で購入できます。
2019年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられた際にも、値上げ後に使う切符や定期券でも、値上げ前の期間に従来の運賃で買えました。
参考までに、鉄道各社の公式情報へのリンクを掲載します。(一部のみ)
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