指定学校は義務教育の学校、高校や高専、短大や四大や大学院と、通学条件を満たす専門学校や受験予備校です。
以下で詳しく解説します。
はじめに
割引率の高い通学定期の発行や、切符の学割を受けられる指定学校をわかりやすくまとめました。
法律条文や規程条文の用語をなるべく使わず、簡単な表現に変えています。
その代わり、不正確な意味にとれる部分があるかもしれませんが、ご容赦願います。
また、学割が効く指定学校が満たすべき明示条件の他に、各鉄道会社が独自に定めた指定学校もあります。
年間を通じて学ぶ学校
教育基本法に明記された以下表の学校が該当します。
幼稚園 | |||
小学校 | 義務教育学校 | 特別支援学校 | |
中学校 | 中等教育学校 | ||
高等学校 | |||
高等専門学校 | |||
短大・大学・大学院 |
・外国の大学、大学院または短期大学の日本校
・国際連合大学
専修学校、専門学校
国公立専修学校 私立専修学校 | 公立各種学校 私立各種学校 | |
(1) 通学期間 12か月以上 | 例 全日制専門学校(昼間部、夜間部) 全日制大学受験予備校(浪人生のみ) 全日制の芸大受験美術専門学校 全日制国家資格受験予備校 など | 例 全日制看護学校 全日制インターナショナルスクール 朝鮮学校・朝鮮大学校 全日制日本語学校 など |
(2) 一週間の授業日数 5日以上 (3)一週間の授業時間数 18時間以上 (4)入学・卒業時期は年2回以内 | ||
(5)監督庁(主として都道府県)の認可済 | ||
私学については、学校法人が運営 ※ |
※ 専修学校は個人が設立、運営しても良いですが、都道府県の中には認可条件の一つに学校法人の運営を含めているところがあります。
通学定期が適用される具体例
学割が効く、通学定期が買える具体例をまとめました。後半の適用不可の事例と見比べてください。
代表的な大学受験予備校
河合塾(浪人生)
駿台予備学校(浪人生)
代々木ゼミナール(浪人生)
一橋学院(浪人生)
早稲田ゼミナール(浪人生)
早稲田予備学校(浪人生)
など
代表的な資格取得予備校
資格の大原・大原学園(簿記、法律、医療、公務員、等) ⇒学校法人が運営
通学定期が適用されない具体例
学割が効かない、通学定期が買えない(通勤定期は購入可)事例をまとめました。
代表的な学校
放送大学
自動車学校 ⇒通学期間の制限を満たさない
代表的な通学方法
大学受験塾へ現役生が通塾するケース ⇒入塾が随時なので、入学・卒業時期の回数基準を満たさない
大学受験塾の春季・夏季・冬期講習のみ通塾するケース ⇒通学期間の基準を満たさない
代表的な大学受験予備校
東進ハイスクール ⇒学校法人ではない(株式会社)
四谷学院 ⇒学校法人ではない(株式会社)
代表的な資格取得予備校
東京アカデミー ⇒学校法人ではない(株式会社)
LEC東京リーガルマインド ⇒学校法人ではない(株式会社)
資格の学校TAC ⇒学校法人ではない(株式会社)
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