中学高校古文 定期テスト対策

古文対訳

原文・現代語訳の対比でサクサク読める・わかる

白河の関 - 奥の細道 (松尾芭蕉)

 原文と現代語訳の対比図解
心もとなき日数重なるままに、 気持ちが落ち着かない日々が過ぎるうちに、

・こころもとなし : はっきりしない(形容詞ク活用)

白河の関にかかりて旅心定まりぬ。 白河の関にかかって旅人らしい心に落ち着いた。
「いかで都へ」と便り求めしも理なり。 「なんとかして都へ」と音信を求めたのももっともだ。

・いかで : なんとかして(副詞)

・ことわりなり : もっともだ(形容動詞ナリ活用)

中にもこの関は三関の一にして、 中でもこの関は三関の一つであって、
風騒の人、 詩文を作り楽しむ人が、
心をとどむ。 気持ちを寄せた。

・とどむ : 残す(動詞下二段活用)

秋風を耳に残し、 秋風(の響き)が耳に残り、
紅葉を面影にして、 紅葉に昔の情景を見て、
青葉の梢なほあはれなり。 青葉の梢はやはりしみじみとした情趣がある。

・なほ : やはり(副詞)

・あはれなり : しみじみとした情趣がある(形容動詞ナリ活用)

卯の花の白妙に、 卯の花の白い色に、
茨の花の咲き添ひて、 野ばらが咲き加わって、
雪にもにも越ゆる心地ぞする。 雪の折にでも越えている気持ちがする。
古人冠を正し衣装を改めしことなど、 古人が冠をかぶり直し衣服をきちんと整えたことなどが、
清輔の筆にもとどめ置かれしとぞ。 清輔の書物にも書き残されたということだ。
卯の花をかざしに関の晴れ着かな  咲いている卯の花を髪にさして関を越える晴れ着としよう